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いきものがたり

こんにちは!坂倉真衣です。

コドモtoサイエンスカフェ第六回への沢山の参加申込、有り難うございました。

あっという間に定員になりました。(やはり虫人気、すごい!)

参加されるみなさま、当日は気をつけてお越しになられて下さいね^^


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今日はこちらの本のご紹介。
科学絵本、というより、科学読物と言った方がよいかもしれません。

いきものがたり
いきものがたり 生物多様性 11の話/ダイヤモンド社


私は大学院に行きながら、高校の講師をしていて、生物を教えています。
今年度から新しい学習指導要領が適用になり、理科の中でも歴史の新しい
高校生物の教科書はぐっと内容が変わりました。

これまでとは変わり、大きく取り上げられるようになったものの1つが、
「環境問題」なんですね。(もう1つがバイオテクノロジー)

これまでは、現代社会や家庭科などの中で扱われていたことが、
“答えのない”生物学の問題として、新しい高校生物「生物基礎」には大きく取り上げられるようになっているのです。


私はどちらかというと(いえ、言わなくてもか)、
元々、分子生物学が専門で、これまでこれほど大きな視点で、生物を捉えることがありませんでした。
でも、「生物基礎」を教えるにあたり、地球温暖化や砂漠化、生物多様性の問題などが喫緊の問題として、目の前に広がってきます。

地球規模で抱える様々な問題が列挙される教科書を見ながら、
そしてそれを生徒に教えながら、ものすごく重たい内容に気分もどんより暗い気分になったり...

用語を覚えることは簡単かもしれませんが、そうではなく、考えていかなければならない問題として理解してもらうことの必要性。
その中で生徒と簡単に共有される、考えていける問題ではないこと、
でもだからこそ、どう共有し考えていけるかを私自身問うこと、
また私自身考えを深め、どう行動していけるかということを突きつけられています

これからを生きていく考えていく高校生達にも、
(決して彼ら彼女らがやってきたことではないから、よいり心が重たいのですが)
答えではなく一緒に考えていける材料の1つとして、
授業をしていけたらと強く思うばかりです。

まだまだ力不足を感じますが、私に出来ることを1つ1つ。

Think globally, Act locally ... の精神で


以前書いた記事で紹介した書籍も思い出されます。

生きものを研究する仲間はもちろん、あらゆる人々と語り合うことで、
皆が生きやすい社会のありようを考えたいのです。


ここで言われている皆という言葉。
決して人間だけのことを指すのではありません。

「空気」まど•みちお

ぼくの 胸の中に
いま 入ってきたのは
いままで ママの胸の中にいた空気
そしてぼくが いま吐いた空気は
もう パパの胸の中に 入っていく

同じ家に 住んでおれば
いや 同じ国に住んでおれば
いやいや 同じ地球に住んでおれば
いつかは
同じ空気が 入れかわるのだ
ありとあらゆる 生き物の胸の中を

きのう 庭のアリの胸の中にいた空気が
いま 妹の胸の中に 入っていく
空気はびっくりぎょうてんしているか?
なんの 同じ空気が ついこの間は
南氷洋の
クジラの胸の中に いたのだ

5月
ぼくの心が いま
すきとおりそうに 清々しいのは
見わたす青葉たちの 吐く空気が
ぼくらに入り
ぼくらを内側から
緑にそめあげてくれているのだ

一つの体を めぐる
血の せせらぎのように
胸から 胸へ
一つの地球をめぐる 空気のせせらぎ!
それは うたっているのか
忘れないで 忘れないで…と
すべての生き物が兄弟であることを…と


このような感覚、
生物としては当たり前の...いまの私にはあるだろうか

私もこれからずっと考えていきたいです。
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